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そぶりをやめて
第17章 190日
風呂上がりなのだろう。
めちゃくちゃ暖かくて、ふわふわですべすべで。
いい匂いがして。柔らかくって。
抱きしめた腕に力を入れて、汐里のおそらく胸のあたりに頬ずりする。
パジャマ越しでも、その柔らかさを感じる。

「っちょっと、もー。寝ぼけてる〜?」

ぶつぶつ文句言いながらも、汐里が逃げる訳でもなくて。

「うん。寝ぼけてる」

やっと、やっといちゃいちゃ出来る喜びを、あまり表に出さないように務める。
けど、ついつい声に喜びが乗ってしまう。

だって、こっちの布団に入ってきてるってことは。
そういうことでしょ。


今日は、とんこつラーメンに、すり潰したニンニク入れたし。
ギョーザもたくさん食べたし。
もちろん、息キレイになるタブレットは食後に摂取したし。

準備万端、すっかりその気になってたのに。


「終わったの?仕事」

分かりきった質問だけど、聞いてしまう。

「うん。終わったよ」

汐里の指が頭を撫でてる。

はー、たまらん。

パジャマの上着の裾から、ゆっくり指を肌に滑らせる。

「っ、...寝ようよ。さっきまで、爆睡してたじゃん」

「もう覚めた。てか、起こしたの汐里じゃん」

胸の辺りから這い上がって、汐里の首筋にキスをいくつか落としていく。

汐里の腕が首にまとわりついてきて、汐里もその気なんだと嬉しくなる。
息もこころなしか、上がってきたような。

「違うよ」「なにが違うの」

唇がちゅっと短く触れる。

「えっと。その。イビキが凄かったから」
「えー」

そんな理由?
誘ってくれたんじゃないの?

「だって心配じゃん」

あからさまにガッカリしたからか、汐里が両頬を手で挟む。
そんな事をしておきながら、汐里の顔は横へ向いて視線が合わない。

「その、ここんとこ...。無理してさ、調子悪いのかな。とかさ」
「ん??」

無理??
なんか、無理なことしたっけ?

「っ、その。ヤり過ぎたかなって」

横顔が、真っ赤になってる。
なにを、今更そんな。

可愛すぎか。

「大丈夫。調子イイよ。ほら」

ぐりぐりと股間を押し付ける。

汐里がビクッとなって、潤んだ瞳がこっちに向く。


唇が薄く息を吐いて、堪らず塞いだ。


「...排卵日、なんでしょ。シよ?」

汐里が目を見開いて、それから小さく何度も頷いた。
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