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そぶりをやめて
第22章 3815日
ヒダを押し広げるように動き回る舌の感覚が気持ちよくて、足を広げて腰を動かし自らも押し付けてしまう。

もっと舐めて、吸って欲しい。

そう期待していたのに、舌が離れて指が表面を撫で回す。

「っあ、や...んっ」

撫で回していた指が音を立てて蜜穴に沈み、蠢くナカを進んでゆく。

じれったく動き回ってから、いつものポイントに指先が触れる。


この古民家の宿に着いてから、純和風のヒノキのお風呂の中で散々弄られ。
濡れた肌にやっとの思いで浴衣を着てからも、この蚊帳の中で何度も指が踊った場所ではある。
 
それでも触れられる度に、体が反応してしまう。
その感度はより高くなっている気さえする。

「あっ、...そこぉ」

佳佑の指がポイントを静かにタップするだけなのに、溢れる蜜が止まらない。
意図せず腰が波打つようにうねって、余計に辺りに飛沫を散らす。

「音すご...。は...、ヤバ」
「もう、ヤぁ...」

指よりもっと熱くて固いもので擦られたい。
もう指でイクのは嫌だ...。

「...これ、欲しい?」

指が離れ、熱くて固い欲していたモノで撫でられる。

「早く、挿れて...」

毎回、挿れる度に焦らすの、やめて欲しい。

体を捻って手を伸ばし、自ら蜜穴に宛てがいお尻を進める。

「っくぅっ」「...んっ」

ついさっきまで挿っていたのに、奥まで到達するのに時間がかかる。

捻っていた体を戻し、より力強くお尻を押し付ける。

「ああっ...。すごい...イイっ」
「...はぁっ。気持ちい...」

指より遥かに固くて、奥までみっちり満たされたカンジ。
やはり気持ちの良さは比較にならない。

だけど、もっとー。

「...っ、んはっ、...んっ」

期待して動きそうもない佳佑に、お尻を何度も近づけ動いてゆく。

もっと奥に欲しい気もするけど、それをやってしまうと動けなくなりそう。
それでは、意味がない。

今だに動かないけど、明らかに佳佑が固くなったのを感じた次の瞬間、奥を一気に貫かれる。

「っは!...あっ、だめっ、ふかっ、いっ」

堪えきれなくなったのか、佳佑が汐里の腰を掴んで奥を突き始めた。
汐里の身体が、今まで以上に大きく前後に揺れ動く。

「っ、けいっすけぇっ、まって、ああっ」
「...ごめ。無理。...止まんねっ」
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