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JOY(濡れる女医)
第10章 最終章
真由子を助手席に座らせるのはこれで2度目…
最初は幸人との行為を繕うべきか、
それともちゃんと話すべきか
心に迷いがあるドライブだった。
だが、今はどうだろう…
彼女と車内という狭い空間の中で、
こんなにも心華やぐ時間になろうとは。
「片手運転は危ないですよ」
真由子に注意されながらも
奈美の左手は真由子の太股にタッチしていた。
言葉では片手運転を
やめたほうがいいと忠告しながらも
真由子は自分の右手を
太股に添えられた奈美の手に
重ね愛撫するかのようにサワサワと撫でた。
奈美の部屋に到着し、
ドアをロックするや否や、
真由子は奈美に抱きつき唇を求めてきた。
これが2度目で最後の逢瀬になるかもしれない。
これからはそれぞれの男に
愛されていく時間が流れ始めるのだ。