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TRUE COLORS  ~PURPLE~
第24章 What do you mean?first volume 


「沙織もうまくなったもんだね。」

いや、父さん。今、そこ?

違うだろ違うだろ違うだろ!

誰だ、こんなのSNSにUPした奴は!

今UPされてからわずか半日。

なのに、なんだ。このアクセス数は!

「ああ、彼だね。朝比奈君。彼、プロ級だね。」

しかも、違う角度から撮ってる奴も数名いたようで、

そいつらもUPしてて。そっちのアクセス数も半端ない。

「朝比奈君、卒なくこなすタイプだってお前が言ってたけど。

 それは間違いないね。」

昨日のパーティー関係者である事は間違いないんだが、

ここまでくると本人の許可なしじゃ不味いだろう。

「沙織はこんな振り付けで愛を表現するタイプの踊り手か。若いな。」

昨日の参加者は良識ある大人の方が多かったが、

連れて来ている人たちが年齢層低かったな。

ああ、この辺のモラル低下してんだな。

こういうのがもう生活の一部で当たり前になって来てるんだろうが。

「沙織の恋のお相手は朝比奈君なんだな。」

!!!!

イライラしながら昨夜の動画の数々を見ていたが、父のこの発言に目をむく。

父はまだ画面の中で二人がルンバを踊る動画を見ていて、

俺の反応に気付いていない。

「ああ、ここで朝比奈君。押さえていた理性飛んだね。」

ククククと楽しそうに笑う。

「ほら、このターンした後の彼の貌。さっきまでとはまるで別人だ。」

解説、する?我が娘の告白シーンを。

「ああ、彼も以前から沙織の事を好きでいてくれてたんだな。」

う~んと言いながら、顎に手をやる。

「沙織の事を想って身を引いてくれようとしてたんだろうな。恐らく。」

そう、なのか?

「自分の気持ちを押さえて大人の対応しながら、

 沙織を見守ろうとしてくれていたんだろう。だが。」

トンと画面を人差し指でつつく。

「激情のまま女を求める貌になった。色気が違う。実にいい貌だ。」

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