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TRUE COLORS  ~PURPLE~
第13章 It's all right. 2
先日、夕飯で行こうと言ってた天ぷら屋さんがある場所が、

マナちゃんオススメチョコレートのお店まで徒歩5分もないので、

昼食をそこでとろう、と行ったのだが。

あんなにこの天ぷら屋に来たがっていたのに。

あのバカエロ医師にあんな事言われたせいで元気がない。

「Aセットにする?それともBセット?レディースセットっていうのもあるわよ?」

と写真付きのメニューを見せても、今一つ反応しない。

ん、もう。

心はオンナでも身体がオトコな私には分かんないとこで悩むんだから。

おっぱいだの、妊娠だの。

そりゃ、心はオンナだから。愛する人の子どもが欲しいとは思うわよ?

でも、オトコの身体じゃ産めないけどね。

大体ね、初恋したばっかのベイベでしょ?

そこ、今から悩むことなの?

「ねぇ、レイ。」

「なぁに?やっとどれにするか決まった?」

私お腹もうペコペコよ?と文句言ってやろうと思った時。

「男の人って、やっぱり、おっぱい大きい女の人が好きなんでしょ?」

とか言い出した。

もう、なんなの!  それ、私に聞く?

「人それぞれよ!すみませ~ん!」

やってらんない。バカ。

埒があかないので、店員さんを呼んで勝手にオーダーしてやった。

店員さんが注文を取って席から離れていったので、お茶を一口飲んでから言ってやる。

「人それぞれよ、人それぞれ!」

熱いお茶をちびちび元気なくすすり始めたサオリに

「牛みたいにでっかい乳がこの上なく好きな男もいるし。」

私ももう一口お茶を飲み。

「つるペタ貧乳が好きだっていう男もいるわよ。人それぞれよ。」

つるペタ貧乳…と呟いて、自分の胸元見て悲しそうな顔をするサオリ。

あ、ヤバ。余計な事言っちゃったかな。

「ウジウジしなさんな。

 いい?男だってバカじゃないのよ?

 好きになっちゃった女性がつるペタだろうが

 乳牛サイズだろうが、関係なく愛してくれるわ。」

ようやく顔をあげて私を見る。

「乳のサイズをゴチャゴチャ言うような男なんて

 こっちから願い下げよ!くらいでいなさい。

 大体そんなこと言う男なんてろくでもないヤツに決まってんだから。」

ようやく、元気になってきだしたわね。

全く。



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