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短編集 一区間のラブストーリー
第16章 第十六話

襲いかかりたい衝動に駆られたけど
一宿一飯の恩義に背くようなことはできないと
勃起しているのを悟られないように
両手でちんぽを押さえつけた。

二人は無言で数分間の時間が流れた。


「私、魅力がないですか?」

先に言葉を投げかけてきたのは彼女の方だった。

「いえ…そんなことは…」

彼女に抱きつかれ、
暖かいどころか僕はドキドキしちゃって汗ばんできた。

「ねっ…お願い…」

彼女の華奢な手が僕の下半身に伸びて
僕の手を掴んで引っ剥がした。

そして無防備になったちんぽを握ってきた。


「あへっ!」

コメディアンのギャグのように僕は情けない悲鳴を上げた。

これってどう考えても
彼女が誘ってきてるってことなんだろうけど、
童貞の僕はどうしていいのかわからなかった。

「もしかして初めて?」

童貞です、どうしていいのかわかりませんと
言うのも恥ずかしくて僕は黙ってコクりとうなづいた。

「私に任せてくれたらいいからね」

彼女は布団に潜り込んでちんぽを引きずり出しました。

そして生暖かい感触に僕のちんぽは包まれた。

『こ、これってフェラチオされてるんだよな?
うわ~っ!見てみたい!
俺のちんぽが彼女の口の中に呑み込まれているところを…!』

僕の願いが通じたのか、
彼女はおもむろに布団を跳ねのかた。

「うふっ、酸欠になっちゃうから…」

たちまち体が冷気に包まれたが不思議と寒さは感じない。

いや、それどころか心臓が早鐘を打って熱いぐらいだ。

僕はそっと自分の股間を見てみた。

彼女は垂れてくる髪の毛を手で押さえながら
ちんぽを咥えていた。

そして上目使いで僕を見つめるものだから
自然と彼女と目があってしまった。

「あなたのおちんぽ美味しいわ」

そう言うとズズズっといやらしい音を立てて
頭を前後に振り始めた。

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