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短編集 一区間のラブストーリー
第14章 第十四話

「ちょ、ちょっと待ってよ母さん!」

シングルベッドに二人は狭すぎる。

「お母さんね、お父さんとなんか寝たくないの!」

「じゃあ、リビングのソファで寝ろよ」

「ソファも寝室もイヤ!お父さんの匂いがしないここがいいの!」

やれやれ…まったく困った母親だ…
あきらめて僕は母親と抱き合うように体を密着して寝た。


今夜、母さんは父を誘惑するつもりだったのだろう
抱き合う母さんからは、いい匂いが立ち込めていた。

なんという香水なのだろう…もしかしたら勃起を誘う香水なのかな?

僕は勃起したまま眠りに落ちた。



「明ちゃん?」

亜紀は自分の下半身をツンツンする違和感に眠れずにいた。

『まさか…この子ったら…勃起してるの?』

下半身をツンツンする正体を確かめようと亜紀はおずおずと手を伸ばした。

「きゃっ!」

やはり息子の明が勃起している…

「明ちゃんゴメンね…
母さん、やっぱりソファで寝るわ…」

だが明はスヤスヤと寝息を立てていた。

『勃起しながら寝ちゃうなんて…
どんな夢を見てるのかしら…』

どれどれ…どのくらい成長したのかしら…
ふと、亜紀に悪戯な心が芽生えた。

『ちょっとだけ明ちゃんのおちんぽ見ちゃおうっと』

高校生の明だが、下半身のモノはすでに立派な大人になっていることは
パジャマのズボンのテントを見れば一目瞭然だった。

でも亜紀は生で息子のペニスが見たくて仕方なかった。


「ちょっとだけ…ちょっとだけだから…」

パジャマのズボンとトランクスを同時に脱がすと
弾けるようにペニスが飛び出した。

『お、大きい…』

主人のものと比べ物にならなかった。
誰に似たのかしら…

亜紀はそそり立つペニスに鼻を近づけてクンクンと匂いを嗅いだ。
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