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あなたの手当て
第3章 僕のくそ度胸
【side百音】


先生は
何やら起き上がって
もぞもぞ始めた。

あ、

私、察してしまったけど
こういう時、どうしたらいいんだろう?



「先生?私に何かできること
ありますか?」

こういう時
男の人って
何かしらプライドとか
あるのかもしれないけれど
先生、すごく困ってるようだったので。

つい
起き上がって声をかける

先生は

「ああ、ごめん。急に興醒めだよね。
でもあなたにとって、
とても大事なことだから」

「大事な事?ですか?」

「そう。
あなたを最低限、
傷付けないための。
その、妊娠とか、病気とか。
その他もろもろ」

先生は本気で
私の事気遣ってくれてるんだ
だから先生、
全然そんな事
興醒めなんて気にすることないのに。


「ふふ、先生
優しいんですね
待ってますから
落ち着いてくださいね」

「ごめん、ありがとう」


気づくと先生の手が止まり
再び私に深いキスをくれる。


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