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サマースクールみつげつ
第1章 集まった11人女子のそれぞれの事情
<女子ナツ・トモ視点>

「1番はここね?ナツ」
背筋がすらりと伸びたスリムな、しかし胸が大きく盛り上がっている顔だちの美しい女子が、傍らの友人に振り返って言った。
「そうみたいだね?トモ」
トモという名の女子より少し身長が低い中背のスリムな、しかしこちらも胸が大きく突き出ている顔だちの整った女子が、友人の言葉にうなずいた。

ナツとトモは、共に中3の友だち同士。このサマースクールには、2人で一緒に応募した。
サマースクール会場では各自個室に分かれて過ごすのだが、精神的な安定という意味もあり同じ会場ならば友人同士一緒の申し込みと制限はあるが交流が認められていた。

「どうしたの?トモ」
トモは、先ほどから顔を真っ赤にしている。
「うん…。胸がうずうずして、アソコがじんじんしてるのが、治らないの…」
ナツは心配そうに、トモが無意識に揺らしているスカートの腰を見つめた。
「やっぱ、例の夢の影響?」
「うん…。そう、みたい…」

トモもナツも昨夜から朝にかけ、おかしな夢を見ていた。カツキと名乗る男子とサマースクールで3か月間を2人きりで過ごし、その間エッチをしまくるというなんともエロエロな夢だ。
目覚めると、ナツはいつの間にか全裸になっていて、おマンコから潮を噴いた跡が残っていた。
「カツキくん…」
ナツは、夢に出てきた男子への強い思慕を思った。
トモもそうだったが、ただ夢の中でカツキにされたエロ愛撫がトモの心の琴線に触れたみたいで、起きた後もずっと身体が熱く熱く燃え上がっている状態が続いていた。
「ああ…、カツキに、されたい…」
トモは、うめいた。

列の後ろのほうだったのに、2人とも<1番>のカードキーを渡され、ぽかんとした。
もしかして同じ建物かもと思っていたら、その通りだった。
「やったね♡」
ナツが言うと、トモはエロい気持ちでうめきながらも
「そう、だね」
とうなずいた。

「うん?あの子は?」
ナツ、トモが視線を送ったその先に、<1番>のカードキーを持った背の低い細身の美少女がたたずんでいた。
「あ、あのうー。ここ、1番ですよね?」
その子は気づいて、2人に声をかけてきた。
2人がそうだと答えると、その子は
「私、モモといいます。中2です。よろしく」
と挨拶してきた。
「これはご丁寧に。私はナツ、トモ、中3」
と2人は返した。
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