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女優
第13章 その後

お互いにシャワーも済ませていなかったが、
どちらもこのムードの流れを切るのがイヤで
行為を遮る台詞を口にすることはなかった。

近藤の手が自然と愛子の胸を弄る。

キスで近藤に唇を塞がれながらも
愛子は「ああん…」と甘い声を漏らした。

唇を塞がれているがゆえに、
その甘い声はくぐもり、
妙に淫靡な喘ぎ声となった。


近藤の手が胸の膨らみを求めてくる。

左手は膨らみを揉みながら
右手は愛子の背に回して
ブラのホックを外し始める。

愛子はホックを外しやすいように
体を近藤に預けて
ソファの背もたれから体を離して
近藤の右手が自由になるスペースを作って上げる。


ほどなくすると、
胸の膨らみを縛り付けていたブラのカップが緩まり、
乳房は近藤の手を待ち侘びて震えた。

近藤の手は待ってましたとばかりに
乳房とブラのカップの境目に出来た空間に
忍び込んでくる。

何度か乳房を揉んでおっぱいの柔らかさを楽しむと
乳首を見つけた手のひらが
優しく転がすように愛撫する。

ブラのカップに押し込まれ、
やや陥没気味の乳首があっという間に勃起する。

コロコロと乳首を手のひらで転がした後、
近藤の指がやや強めに愛子の乳首を摘まみ上げる。

痛いほど捻り上げられたにも関わらず、
愛子の口から発せられた声は甘く切なく
近藤の耳奥を刺激した。

「だめ…気持ちイイ…力が抜けちゃうわ」

AVの仕事でも
これほど甘い声を出したことがない。

心底惚れている男にだけ聴かせる
愛子の天使のさえずりだった。


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