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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第13章 九谷柚葉 18歳①アナニー幼妻
 すでに責め具は、用意されていた。切り取った葉つきの柚子の枝が、ごとりと白磁の皿に置かれた床の間には洗いざらしの白いバスタオルが敷かれている。その上に物々しい眺めのSMグッズが顔ぶれを揃えていた。

 性感ローションに赤い緊縛縄、ピンクローターにバイブレーター、クリップにゴム製の鞭、ボールギャグや鼻フックなど顔面を辱しめる道具まである。

 これらは柚葉に頼まれて、独身の佐伯が保管していたものだ。

「じゃあまず、支度をしなさい」

 穏やかな口調で、佐伯は命じた。

「はい…では、よく見ていてくださいね…」

 柚葉はまだ幼いその面差しに泣くような悩ましい笑みを作ってうなずいた。これこそ、被虐を期待する変態マゾの笑顔だ。

 その年でそんな笑い方を身に付けてしまった柚葉の悦楽は厳しくしつけられた作法を犯すことである。

 淫らな本性をあらわにするように思い切り裾をはだけ、白い素足を見せつけるとそこにだらしなく、尻餅をついたのだ。

 それから赤い長襦袢の裾をめくり、腰巻きの下に履いていたショーツを引き下ろす。

 和服には腰巻きがあるから、下にショーツを履くのは本来おかしいのだが、それを生脱ぎして佐伯に手渡すのが、淫らな会瀬をこれから始める、と言う合図のようなものだった。

 さやかな衣擦れの音とともに、初々しい若草が現れた。脱ぎ下ろすコットンショーツで陰毛がふさりと撫で付けられ、甘ったるい匂いが立ち上る。若い娘のまだ青い草花を思わせる芳香だ。
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