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猫探偵の恋
第10章 エピローグ by洋平
ボスとマロンの間には、
ボスにそっくりの顔が大きくなりそうなアメショ模様のオスと、
マロンそっくりな小柄なさび猫の女の子の猫が産まれた。

家族が離れ離れもなんだからと、
そのまま、4匹の猫達と賑やかに暮らすことにした。


そして、まりんも臨月になって、
帝王切開で小さくて可愛い女の子を産んだ。

まりんのお父さんがフランス人だからクォーターってことで、
物凄く可愛いのは、
親の欲目だけではなく、
周りのみんなも同意していた。


名前は、
空(そら)にした。


仔猫たちは、みんなで妹を見守るようにいつも周りにいて、
一緒に寝たり、あやすようにふざけたりしていた。

ボスやマロンも、
そらがぐずったりしてると鳴きながら呼びに来てくれたりする。


すくすくと育って、
そらが最初に口にしたのが、
「まま…」だった。

くそっ。
パパじゃないのか。
でも、まあ、良いや。
世界共通で、
一番に口にするのは、
ママとか、マンマらしいしな。

次は…パパだよな?
にゃーにゃとか言ったら、
俺、哀しみのあまり、泣くよ?


ふと見ると、
そらは仔猫達と、
話をするように、
モゴモゴしていることも多かった。


もしかして…?
猫と話をしてる?
そんなことを、まりんと話しながら、
それはそれで、楽しいなと言っていた。



俺とまりんの恋は、
これからまた、
新しい章を迎えて始まったように感じる。

そこに、可愛い、そらという家族も加わって、
ボスの家族も一緒だ。

明るい未来しか考えられない。


次に子供が出来たら…
そして、男の子だったら…


陸(りく)って名前にしようかな?
陸海空って…軍隊かよ?

そんなことを密かに俺は考えながら、
ニヤニヤしてしまう。

その顔をボスがチラリと見て、
「にゃあ(しょうもないなぁ)」と言われた気がした。








(完)



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