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陽炎日記
第1章 ポンちゃん
 午前8時過ぎ。駅のホームは相変わらずの通勤通学ラッシュで押しくら饅頭状態だ。右を見ても左を見ても人、人、人、人。よくもまあこんなに集めたものだと感心する。これから汗水垂らして働きに出かけるサラリーマンさん、勉学に勤しむ学生さん。本当にごくろうさん。
 俺の名は真南日向(まみなみ・ひなた)。現在25歳、職業窃盗犯だ。要するに泥棒さん。月に5、6回の空巣と週3、4回の掏摸で平均月収30万円ってところか。空巣も貴金属やら時計やらを盗って売ればもっと儲かるのだろうが盗品専門の故買屋にツテが無い身では換金するだけで簡単に足がつく物に手を出すわけにはいかない。狙うのは現金だけだ。
 掏摸にしても同じだ。現生は頂くがカードには手を出さない。仮にカードに大きく暗証番号が書いてあったとしても警察が調べれば何時何処のATM で引き出されたか簡単に割れるし防犯カメラで人着も知れる。桑原桑原。触らぬカードに祟りなしだ。
 まあ、もっとも俺の場合防犯カメラに映ったとしてもそんなに気にはしてないのだが。
 今は獲物の物色で忙しいので理由の説明は後にしてくれ。
 どれにしようかな?
 この時間は学校に通う中高生が乗客の1/3を占める。
 単純計算をしてみようか。
 電車一両の定員が約160人。ラッシュ時は1.5倍に膨れ上がるから240人。その1/3が中高生で沿線に女子校が在るので男女比3:7なので60人弱が女生徒となる。
 何の計算かって?決まってるだろ。朝のお楽しみの相手をしてくれる候補者の人数。
 泥棒さんにも性欲は溢れる程あるわけで狭い電車に乗れば可愛い女の子のお尻やオッパイを悪戯したくなるのは自然の摂理なわけ。
 年齢に制限を掛けなかったら140人程が女性になる計算だがどうせ触るなら若くてピチピチしていて他人の手の付いてないサラの方がいい。
 お堅い制服越しに身体をまさぐられ羞恥に震える少女。うん。想像しただけで股間が熱くなる。
 既にお判りだろうが俺の趣味は痴漢だ。
 身動きの取れないような狭い密室で女の子に一寸でも声を上げられたら終わりのリスキーな犯罪だが俺は捕まる心配は毛程もしていない。
 勘違いしないで欲しいのだが「捕まったら捕まった時さ」などという捨て鉢な心境ではない。100%と言ったら傲慢になるので95%捕まらない自信があるのだ。
 まあ、論より証拠。実践してみせよう。
 
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