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陽炎日記
第3章 カスミ
 忍び込んで俺は悲鳴を噛み殺す。
 え?今日は平日だよな?なんで?なんでベッドに寝てるんだ?
 甘酸っぱい思春期の乙女の薫り漂う室内に置かれたベッドに薄い掛け布団を肩まで掛けて眠っていたのは写真よりも少し大人びた感じのする部屋の主カスミだった。
 動揺を押さえ呼吸を整え改めて気配を消しす。よし、これで今目覚められても目視される心配はない。
 しかし本当に何故寝てるんだ?開校記念日?いや、今朝駅で松浦高の生徒を何人も見たぞ?流行りの引き籠り?可能性はなきにしもあらずか?
 色々考えたが答えは簡単明快簡潔だった。
 オデコに貼られた熱さまシート。
 病欠かよ。脅かしやがる。
 疑問が解けるとカスミの容態が気になる。ベッドに近づき掛け布団を半分捲る。
 水色のパジャマから伸びた手の甲に触れてみる。うん。結構熱いな。そういえば呼吸も少し苦しそうだ。見れば薄い胸の上下が少し早い気がする。
 「可哀想に。ピッタリ襟元まで締めてるから苦しんだよ。今楽にしてあげるね。」
 親切めかして呟いて手をパジャマの釦に伸ばす。
 1つ、2つ、3つ。ゆっくり外していく。呼吸を楽にする為なら第1釦を外すだけでいいのだがそんなのは方便で当然俺の目的は別だ。
 パジャマを左右に開き汗ばんだ白い肌を露にする。高二にしては慎ましい膨らみの先のピンク色の小さなポッチ。引き締まった腹筋にこじんまりしたお臍。何かスポーツやってるのか奇妙な日焼けをしている。
 さっと部屋を見渡せばセパレート式の陸上ユニフォームを着てトロフィーを手にした写真が飾ってある。成る程。ほっそりと伸びた腕とお腹は濃い小麦色で胸は白という逆マレーバクみたいな日焼けはこのせいか。今見えてはないがズボンの下は多分足の付け根から足首まで日焼けで腰回りと足首から下は白いのだろう。
 これは是非確認しなければ。
 掛け布団を完全に剥がし床に落とし膝丈のパジャマのズボンとパンティのウエストゴムを一緒に持ち下にずらす。仰臥してる人間の服を脱がすのだ。簡単にはいかないがそこはそれ、気合いと根性とテクニックだ。お尻の下さえ通過すれば後は楽だ。脚からズボンとパンティを抜き取る。
 普通ここまでされたら目を醒ますものだが発熱で朦朧としていたのかすんなりと作業できた。
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