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僕も歩けば女子に当たる
第2章 用事でコンビニに行ったら、もうそこに…
今日から、夏休みだ。
僕は、大学生になって初めての夏を迎えていた。

寝不足を解消するため、昼ごろまで寝ていた。
「腹が減ったな」
ふらりと外に出た。コンビニでサンドイッチでも買おうというのだ。

コンビニが見えてきた。
「あッ?」
僕は、さっそく2人の女子中学生と思しき人影を察知した。
なぜJCと分かったかというと、2人は地元の中学校の指定登下校服である体操着だったからだ。
2人とも、上は半袖の白いシャツ、下はひざまでの青色の短パン。
1人はショートヘアで、もう1人はツインテール。

そのツインテールの女子と、遠目で目が合ってしまった。
「うわッ?」
いや、街角で人と目が合うのはよくある話。
しかし、その女子は明らかに僕をじいーッと視線を据えて見てくるのである。
『うあああ…、またかよ…?僕は、どうすればいいんだよ…?』

歩いていくにしたがって、彼女の姿がよく分かってきた。
顔だちは普通顔、つまり地味っ子。
身長は、中学生としては平均的、つまり中背。
ツインテールの髪形で、白色のシャツで覆われた上半身はスリムではあるが少し肉が付いている、つまり中肉。
胸の膨らみは、ぺちゃんこではなく少しありそう。
青色の短パンの腰と尻は、けっこう太い。尻の形がなかなかいい感じ。

そんな彼女と僕は、もう、めちゃくちゃ見つめ合っていた。

僕は、コンビニの前に到着した。
彼女が
「知ってる人が来たんで」
と連れの女子に言い、その女子はうなずいて去って行った。

彼女は僕を見上げて(身長差は15~20センチくらいか)にっこりと微笑んでいる。
『ああ…、どうしようもないのか』
僕は、観念せざるをえない。
「きみ、中学生?」
と声をかけた。
「うん♡そうだよ♡中3、15歳♡」
彼女は、甘えるように微笑んで、タメ口で答えた。
「僕、大学生なんだ。大学1年生、18歳」
と言うと、彼女はうれしそうにした。

「なぜか知らんけど、きみの姿から目を離せないんだ」
僕は、そう言った。
「あたしも♡あたしも、あなたの姿から目を離せない♡」
彼女が、答えた。
「もしかすると、一目惚れ、かも」
僕が恋の言葉を出すと、彼女が
「あたしも、同じ♡」
と答え、ウットリとした表情になって僕を見上げてきた。
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