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早熟桃の発情期
第8章 お医者さんごっこ
6月最後の土曜日。
午前の診察を終えた両親に向かって、桃香は話す。
「ごめんね。 一緒に行けなくて」
「期末テストの勉強があるんだ。 仕方がないよ」
父親は笑顔を見せる。
「ちゃんと勉強しておくのよ」
母親が言う。
「桃香なら大丈夫だよ。 小学校の頃からずっと優等生だから」
父親は一人娘の桃香に甘い。
「友だちが一緒に勉強しに来るから、その時に、クリニックの中を案内していい?」
桃香が父親の目を見て言う。
「ちょっとだけだぞ。 それから、機械やカルテには触らない。 約束できるね」
父親が答える。
「うん!」
桃香が笑顔を見せる。
「パパは本当に桃香に甘いのね」
母親がため息をつく。
いくら住宅の1階にクリニックがあるとはいえ、留守のときに勝手に娘が入るなんて、本来ならば許されない。
明日は桃香の母方の祖父の一周忌。
父親と母親はそれに出席するために、1泊2日で出掛ける。
「戸締りはしっかりと。 それからガスには気をつけて」
「ここに来る友だちによろしくね」
そう言い残して、父親と母親はタクシーに乗って駅に向かう。
桃香はそれを見送る。
家に来る桃香の友だちが男子で、目的は性行為だなんて、父親も母親も想像すらしていない。
午前の診察を終えた両親に向かって、桃香は話す。
「ごめんね。 一緒に行けなくて」
「期末テストの勉強があるんだ。 仕方がないよ」
父親は笑顔を見せる。
「ちゃんと勉強しておくのよ」
母親が言う。
「桃香なら大丈夫だよ。 小学校の頃からずっと優等生だから」
父親は一人娘の桃香に甘い。
「友だちが一緒に勉強しに来るから、その時に、クリニックの中を案内していい?」
桃香が父親の目を見て言う。
「ちょっとだけだぞ。 それから、機械やカルテには触らない。 約束できるね」
父親が答える。
「うん!」
桃香が笑顔を見せる。
「パパは本当に桃香に甘いのね」
母親がため息をつく。
いくら住宅の1階にクリニックがあるとはいえ、留守のときに勝手に娘が入るなんて、本来ならば許されない。
明日は桃香の母方の祖父の一周忌。
父親と母親はそれに出席するために、1泊2日で出掛ける。
「戸締りはしっかりと。 それからガスには気をつけて」
「ここに来る友だちによろしくね」
そう言い残して、父親と母親はタクシーに乗って駅に向かう。
桃香はそれを見送る。
家に来る桃香の友だちが男子で、目的は性行為だなんて、父親も母親も想像すらしていない。