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キャンバスの華
第6章 銭湯の主人と女将

「は、華・・・!!」

全裸の男女が・・・・
その情景を見て次郎は愕然とした。


「お前さん!!!」

次郎の後から駆け込んできた女将もまた
二人の姿を確認して大きな声をあげた。


こういうことをしているのは察していたけど
次郎に現場を見られるのはバツが悪い・・・

ゴタゴタだけはごめんだよ・・・
女将の頭はこの場面を脱することに必死に考えた。


「あ!!・・・いや・・・・これは・・・・」

旦那は挿入しかけていたへのこを抜いた。

いや、正確には勃起していたへのこが
あっという間に縮んだだけなのだが・・・


「お、お前ら、なにか勘違いしてないかい
わ、儂(わし)はただ湯あたりしたこの娘を介抱してただけなんだよ」

「は?お互いに全裸で・・・?」

「ふ、風呂に入るのに
裸になるのは当たり前じゃないか!
そういうお前たちも裸じゃないか!!」

「ぼ、僕はただ・・・
お、女将さんが汗を流せばいいと言ってくれたので・・・・」

目の前の光景よりも
次郎は女将と揃って素っ裸であることの釈明に
戸惑った。

「そ、そうなのよ。
どうせなら背中を流してあげるわと
私も裸に・・・・」

女将は次郎の言葉にあわせて
裸であることを釈明した。
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