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秘匿の闇市〜Midnight〜
第8章 愛され少女の教育法

 肉棒を見たのは、四年振りだ。

 あさひは島村に従って、生きた動物のようなそれを握った。幼少期から育江に習っていた通りに、マッサージを始める。


「クッ……ぁっ……ハッ……巧い……神の手だ……あああっ…………」


 男の獰猛な逸物の先が、どくどくと白濁を横溢させる。

 想像したより、嫌悪感はなかった。

 自暴自棄から、佳子の館に戻ろうとしたことがあるくらいだ。同じ類の衝動から、自ら闇市で自身を売ろうと考えたこともある。

 志乃があさひに焦る必要はないと繰り返しても、あさひは違う。卒業後の身の振り方が決まらないだけでなく、アルバイトの経験もない。性的な技術しか身につけてこなかったあさひは、志乃に養われるくらいなら、こうして数少ない得手を生きる術に使った方が、合理的だ。


くちゅ……ちゅぷ……ぐちゅ……


 島村の肉棒をしごきながら、あさひは傍らに膝をついた面接官の股間に生えたものを躊躇いなく口に含んだ。
 どうすれば男が喜ぶかを知っている。特別な欲望や感情を働かせなくても、あさひの舌は、そこに肉棒が歓喜させるための術を、何通りも覚えている。


「はぁっ、ハァッ……あさひちゃん……君、巧いよ……こんなに上手で、ソープ嬢をしないなんて、もったいな──…ハァァッ!……」


 あさひの手で気を遣って、乳房の谷間に肉棒をすりつけても気を遣ると、島村があさひの内股を押し開かせた。
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