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大魔女の遺言~子作りしないと出られない部屋に閉じ込められて~
第10章 初夜⑤
 もっと気持ち良くなりたいと、両腿で彼の手を押しつけるように挟んでしまう。女である部分が求めるがまま、花芯を弄る動きに合わせて腰が揺れた。

「サラサ、可愛いな、ほんと……堪らない」

 耳の奥が蕩け落ちそうな甘い声でレイは囁くと、性急な手つきで自身の上半身の服を脱ぎ捨てた。

 見た目以上に厚く鍛えられた身体を見て、脈拍が急激に加速する。
 初めて出会った時の少年の面影など、もうどこにもない。ここにあるのは、自分の女である部分を惑わせ、狂わせ、求めてやまない男の身体だ。

 見ているだけなのに、秘所が疼いて苦しくなる。
 彼の唇が、指が、欲しくて欲しくて堪らなくなる。

 心の奥底で蠢く黒い欲が、呟く。

 ――ハヤク ゼンブ 奪ッテ。

 彼女の劣情に呼応するように、レイの動きが荒々しくなった。
 今まで押しとどめていた欲に限界が来ているのか、動作に余裕がない。

 濡れたショーツに、彼の手がかかった。
 愛液が糸を引きながら、下にずらされていく。
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