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自分であるために~涙の雨と晴天の虹~
第2章 悲恋の過去と美しいヒーロー

「心愛、このあと時間ある? 夕方、そろそろあくBerがあるから行こうと思うんだけど、一緒にどう?」

「Berって……私、高校生ですけど、大丈夫ですか?」

「マスター、その辺、ゆるゆるだから言わなきゃ大丈夫! 8時くらいに帰るのとお酒飲まなければヘーキヘーキ」

 あっけらかんと笑う美紅さんの言葉に安心して、私はついていった。
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