この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
空の記憶~あなたと私と彼、それから~
第8章 第三話【波の音】 予感 
 浩三は幸太郎と浩を区別したりせず、隔てない愛情を注いでくれており、幸は穏やかな日々の中で生きていた。あれから四年、幸も二十一となり、浩三は講師から助教授に昇任している。二人は浩三の勤務先の大学からも近い小さな邸に親子四人で暮らしていた。邸には女中や下男、料理人などを含めて数人の使用人がいる。
 浩の安らかな寝息を確かめ、幸は静かに立ち上がった。寝室の片隅には箪笥がある。その上に飾ってある小さな陶製の小物入れを持ってきて、揺り籠の側の椅子に腰を下ろした。
/865ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ