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空の記憶~あなたと私と彼、それから~
第8章 第三話【波の音】 予感 
 だが、人の生命を奪うのは海の神だけではない。月の美しい夜には人魚が海面から顔を出し、その妖しい美しさで漁師を誘惑し水底へと引きずり込むのだと信じられてきた。
 幸が頷くと、亮平は微笑んだ。
―桜貝は、人魚の流した涙の雫だというんだよ。
 それは美しい伝説であった。美貌の人魚の落とした涙が凝(こご)ってできたのが桜貝―、いかにもこの綺麗な桜の花びらのような貝には相応しい逸話だ。その話は幸の記憶に強い印象となって残っていた。
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