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狂愛の巣窟
第4章 【意のままに踊らされて…】





どれほど時間が経ったのでしょう。




信じてる自分とそうでない自分が混在してる。
有紗がくだした決断を称えてあげる事が出来るのだろうか。




静かにその時を待ちます。




そしてまさか、有紗の方から電話が掛かってくるとは思わなかった。
同じひとつ屋根の下に居るのに電話なんて、よっぽど憔悴してしまったのか。




「もしもし?有紗?」




なるべく落ち着いて電話に出る。




__ハァハァ……ママ、ハァ……どうしよう




「どうしたの?」




泣いているように聴こえた。
寝室で居ても立っても居られなくなった私は「部屋入るわよ」と言って携帯を切り飛び出した。
一颯くんは自分の部屋に戻ったのか。
とりあえず有紗の部屋をノックする。




「ママ、入って…」




中からそう聴こえてきたのでノブを回し扉を開けたの。




目に飛び込んできた光景に絶句して脚も竦んでしまった。




ベットの上で仰向けに寝るのは有紗ではなく一颯くんだった。
両手両脚はベットの柵に紐のようなモノで縛り付けられて身動き出来ない状態で。
そして、下半身は剥き出しにされてそれを有紗が手コキしている。




勿論、肉棒は反応していて私と目が合った一颯くんは「違うんだ」と訴える。




え………?どういう状況!?
有紗………!?




「んふふ、バレちゃったね?いっくん」と言って肉棒に唾液を垂らし更に手コキする。




「あっ……有紗、や…めろ」




「ママ、私といっくんね、こういう事前からしてるんだ」




「ちょっ、有紗…!」




「いっくんは黙ってて?これは女同士の話し合いだから」




女同士?有紗……もしかして。
卑猥な手コキの音が部屋に響く中、有紗の口元はほくそ笑んでいる。




「知ってるよ?いっくんとママもこういう事してるんでしょ?私だけが知らないとでも思ってた?」




背筋が凍りついた。
いつから?いつから気付いてたの?
じゃ、さっきの会話も私の出方を覗ってた?




「ねぇ、いっくん……ママにこうされて気持ち良かったんでしょ?私もママがこうしてたの見て覚えたんだよ?んふふ」




まさか………見られてた?
いつ?











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