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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第6章  ~糖度注意報~


「でも、気持ちよかった?」

 サクナは上目遣いで甘く低い声で問うルカにドキッとしながらも。コクっと頷く。

 ルカは嬉しいそうに目を細めた。

 その表情を見るとサクナもほんわかとした高揚感に包まれる。

 ルカは躯をあげサクナの唇に口づけをする。

 キュッとルカを掴む腕に力が入る。
 それと同時にルカはサクナの躯に手を這わせ、じわじわと下肢へと近づく。

 先の快感にサクナは躯がピクッと反応してしまう。与え続けられた快楽に躯の芯が熱く疼いていた。

 そこは自分でもわかるぐらい潤んでいて、躯を這う手を否応無しにも意識してしまう。

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