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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第11章 ~ 落花流水の情~

「サク、コレから先、もしかしたらお前を不安にさせることもあるかも知れない。だから、素直に言えよ? 我慢しなくていいからさ」
ルカは陛下だから。
補佐官や、女性だけじゃなく。妬みや、嫉妬されることもあるだろう。
それは逆も然りで、皆に優しいルカに公務だとわかっていても嫉妬することもあるかも知れない。
それに、また遠征に行くことだってある。
「強くなりたいのにそれだと、ルカを困らせる」
「支えあうんだからいいんだよ。喜びも悲しみも分かち合うのが夫婦だろ?」

