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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第11章 ~ 落花流水の情~
「いく?」
「い、きそう……も、う、ダメかも」
「うん、じゃあ、一緒にいこ」
肩口から覗くようにルカは優しく声をかける。
ちゅっ、と首筋にキスをして、それが合図だったかのように、ルカは抽挿を早めた。
「あっ、あぁ」
その突きつけに、サクナは喉を仰け反り、腰を揺らした。ルカを受け入れた欲望が、よりいっそう昂ぶる。
彼の腰と自分のおしりがぶつかりあい、破裂音が静かな温室に響く。
互いの性器が融合する場所からも、淫らな粘着質の響きがやまない。
「サク……っ」
サクナを抱くルカの腕により力が入る。
掠れる声、堪えきれないルカの呻き。艶かしく名を呼ばれ、サクナは小刻みに下肢を震わせ、抑え切れない声をあげる。