この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第15章  誕生祭 ~舞踏会の華たち~ (前編)


「ん……?」

 いつもの鬱蒼とした木々の木陰を歩いているとケイルはサクナを引き止め一点を見る。

「……ヴァミン!?」

「あぁ……お前、本当に体調悪かったんだな」

 そう言いながらケイルは無空間より星剣を取り出し、見つめた方に躯を向けサクナの前に立ち塞がりる。


「まずい……狼タイプのヴァミンか……」


 鬱蒼とした木々から五、六匹のヴァミンが一斉に二人目がけ襲ってくる。


 ケイルは地を蹴りヴァミン目掛け剣で斬りつける。
 スピード、技、ともに申し分のないケイル、三匹のヴァミンを容易く霧へと帰した。

 しかし至近距離で全てを捌くにはやや剣では不利。

 残りのヴァミンがケイルを捉える。
 ケイルが間合いとり後ろに跳躍した瞬間────



『風花障壁っ!』

 ガンっと、ヴァミンは見えないないかにぶつかりその周辺に淡い桜色の花びらが舞う。

 その一瞬の隙にケイルは剣を振りかざし、ヴァミンが狼狽える間もなく霧へと帰した。


「まにあった」

「ああ、ありがとサクナ。助かった」


 クシャクシャとケイルはサクナの髪を撫でる。



/780ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ