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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第20章 ~過去から未来へ~

そして、陛下は諸国の王たちに自ら国に赴き挨拶に回る。しっかりと今後の方針を伝え、リキマシア国に敵意があるなら容赦しないと釘をさした。
コスモ国にチカラを貸すことを反対しているわけじゃなく、リキマシア国に敵意を見せることへの警告。
エネルギー問題を解決するに当たって、諸国の王たちの協力も必要になるからだ。
陛下はコスモ国を見捨てるのではなく、救う道を選んだ。問題はスオウの意志。
彼は笑顔で嘘をつく人。
やっぱり信用ならない……と、ルカはボヤいた。

