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女性教師の逢瀬
第1章 願望
「あっ」
いきなり、私は生徒に後ろから抱きつかれ、両胸を掴まれた。

ここは、古典準備室。今後の授業に必要な資料を探すのを、男子生徒に手伝ってもらっていた。資料のギッシリ詰まった重い箱や、高い棚の上に積み上げられた資料を動かすには、男子生徒が適任と思っての人選だった。しかし、それが間違いだった。校内とは言え、古典準備室には、滅多に人の出入りが無い。更に、ただでも狭い準備室には、所狭しと資料が詰め込まれていて、動き回れるスペースが無い。そんな部屋の中では、お互いの距離が自然と近くなる。距離が近くなる相手が、性への好奇心で頭の中が一杯になっている男子高校生とくれば、問題が起きるのは必然だ。

遅すぎた反省は、状況を何一つ改善させない。両胸を掴んでいた手は、力強く私の乳房を揉みしだき始め、生徒の荒くなった息が首筋に感じられる。そして、硬い物が私のお尻に押し付けられ、衣服を通しても、その熱さと脈動が伝わってくる。勿論、教師と生徒との間で、この様な淫らな行為は許されない。一刻も早く止めさせなければならない。しかし、それが出来ない。気持が好くて、止めさせたくない。
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