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第6章 おあづけ

正樹くんの両手が、私の背後から伸びてくる。触手の様に蠢く正樹くんの手は、私の両方の乳房を掴んで揉む。私は、正樹くんに躰を預ける。振り向いて正樹くんの唇を求めると、正樹くんは私の口を塞ぐ。そして、お互いの舌がウネウネと絡み合う。正樹くんの片方の手が、私の下半身に向かって伸びる。弄られる。そう思うだけで、呼吸が荒くなる。正樹くんの指が、私の蕾に触れる。んんん…。喘ぎ声が、正樹くんの唇で塞がれている口から漏れる。それでも、お互いの舌は、いやらしく絡み合い続ける。快感で飲み込む事を忘れられた唾液が、唇の間から垂れ落ちる。唾液が垂れ落ちた先では、正樹くんの手が乳房を揉みしだき、正樹くんの指が乳首を摘んで転がしている。さらに唾液が垂れ落ちていった先では、正樹くんの別の手の指が、私の蕾を弄る。何時間も前から、サニタリーショーツの中でヌルヌルになって、刺激に飢えていた蕾に、ようやく刺激が与えられた。堰を切ったように全身に広がった淫猥な波動が、私に腰を振らせる。膣内奥深くまで潜り込んだ正樹くんの硬くて熱い物で、自ら自分自身の膣内を掻き回す。私がいくら腰を振っても、途切れる事なく、蕾を弄り続ける正樹くんの指。この、内と外からの刺激の共演が、物凄い速さで、淫猥な痺れを私の子宮へ溜めていく。そして、あっと言う間にイッパイになって……、はっ、弾け……る！