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女性教師の逢瀬
第6章 おあづけ
あぁ、恨めしい。平日の放課後の逢瀬は、これで終わり。幾度となく襲う淫猥な快感に、躰を委ね、もがきのたうち回るのは、週末までお預け。薄暗くなり始めた寝室で、正樹くんは服を着る。私も、部屋着を着る。今日一日中我慢して、溜まりに溜まった肉慾的鬱憤は、発散できた。でも、やることだけやって、別れてしまうのは、味気ない。かと言って、引き止めるわけにもいかない。正樹くんは、優しく微笑みながら、玄関の戸を閉める。一人になると、私の躰が未練がましく、正樹くんの感触を思い出す。寝室へ戻り、シミが付いてシワクチャになった敷布の上へ、倒れ込む。寝室に立ち込めている性の臭いを深く吸い込むと、ほんの数分前まで行われていた性交の記憶が、鮮明に甦る。そして、私の指がパンツの中へと潜り込んでゆく………。
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