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揺れる心
第11章 星の結晶
デリーの空港で無事に陸也さんと会えた。
海外だからというわけなのか、
会いたかった気持ちが強かったからか、
空港で盛大にハグしてキスをしてしまった。

多分、とても冷静で物静かな陸也さんの雰囲気からは想像も出来ないほどで、
周りの人が固まってしまうほどだった。


「これ、宗教的にとか、お国柄として、
大丈夫なんですか?」と思わず訊いてしまうほどだったけど、
「まあ、外国人だから良いんじゃないかな?」とおっとりした顔で笑っていたけど、
本当はあまり好ましいことではなかったようだった。


「もう!
ダメですよ?」とホテルに着いてから言うと、
「だってさ。
会いたかったから」と、
悪戯を叱られる子供のような顔で言うので、
私も笑ってしまった。


ホテル内のアーケードのいつものお店で、
また、サリーの生地を見せて貰った。

3度もやってくる日本人のお客は少ないらしくて、
すっかり覚えられてしまっていた。


今回は日本に持ち帰ってからワンピースとかスカートに仕立てようかなと思って、
少し大人しい柄のものを選んだ。

お店の奥から店主らしい方が出てきて、
「折角だから記念写真でも撮られては?
衣装、お貸ししますよ」と勧めてくださり、
マハラジャとお姫様みたいな衣装を着て、
ホテルの中の写真館で記念撮影して貰った。


「なんなら、象さんとかも連れてきて、
上に乗りたいな」と言って、
皆さんに笑われながら、
何枚か写真を撮った。


「これ、ディスプレイに使わせてください」と写真館で言われて、
まあ、知っている人がここまで来ることもないでしょうからと言って了承すると物凄く喜んでくれて、
写真はデータと焼いたもので頂いた。


サリーの生地屋さんの店主さんまで、
「こちらの写真、お店に飾りたい」と言うので、
勢いに負けて了承してしまった。


「あの…日本人の私達より、
彫りが深いインドの方の方が素敵な写真になるんじゃないですか?」と言うと、
「日本とインドは友好国です。
私達は日本の方、大好きなので、
こちらが良いです」と言ってくださる。

おまけに、サリーの端切れで作られた写真立てまでプレゼントされて、
とても楽しい時間を過ごせた。


ホテルのスタッフさんにも顔や名前を覚えられているようで、
とても和やかでフレンドリーな対応をして頂けた。
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