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甘美な誘惑、羞恥のエクスタシー
第1章 もうひとつの顔
「おっ、濡れてますね……さすが奥様」

中年男性が夫人のショーツに視線を合わせる。

「最近は変態お遊びにハマっちゃって困ってるんですよ」

困っているとは思えない楽しそうな顔で北条も夫人の濡れた下着を見つめる。

「いやっ! 見ないでっ! そんなこと言わないでっ!」

夫人が目を閉じ、両手で耳も塞ぐ。

「どうします?」

みくが北条に視線を向ける。

「そのまま続けてください……彼女もそれを望んでいるはずだから」

「わかりました」

北条に返事をしてから、みくは自分を落ち着かせるように深呼吸する。
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