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甘美な誘惑、羞恥のエクスタシー
第10章 デビュー戦
「あの……ちょっと休憩させてください」

まだ半分も歩いていないのに、みくが立ち止まってハアハアと息をする。

わずか数十メートル歩いただけなのに、みくの精神的消耗は大きい……「透視できる人はいない」とわかっていても、通行人の視線が気になって仕方ない……みんなに見られている気がする……「あの人、変態よ」と思われている気がする……。
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