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初めての体験は、自分の意識が
第1章 ような気がしてしまうので、もうあまり抵抗できないのだった。
「貴方は何回『いや』と言ったでしょう?」「そんなことより、早く帰らないと。お母さんに怒られますよ」
「もう遅いわ。それに、あなたには帰る場所なんてないわよ」
「えっ? なんで?」
「だって、私と一緒にいるんだもの」
「えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ? えっ」
「えっとうするんです」
「な、なにを?」
「もちろん、あなたの魂の行き先よ」
「そ、それはつまり?」
「さようなら。永遠に」
ドカーン!
世界が消滅した。「うわああああああ」
「あれ? 俺は一体……」
「気が付きましたか?」
「うーん。ここは天国なのか?」
俺はゆっくりと起き上がった。隣を見ると俺と同じように気絶していた男が座っているのが分かった。俺はそいつの体をゆすった。男は目を開けたが、どこか遠くを見つめるような感じで反応がない。俺はさらに強くゆさぶった。男はまた目を開けるとこちらを見た。目が少し虚ろだった。
俺は辺りを見渡した。薄暗い洞窟の中で、岩の壁が見える。天井の方から水滴がしたたり落ちて床にたまっていた。どう考えても死後の世界ではなさそうだ。しかし、こんなところに来た記憶はない。俺はとりあえず男を起こした。そして話を始めた。どうもここが死後の世界とは思えないし、現実とは到底思えないのだ。そこで俺達はここに来る前にいた場所のことを話す事にした。俺達の身に何かが起こったのかもしれない。それについて意見を聞きたかった。
俺とこいつ、名前は知らないがとにかく知り合いではないことだけは確かである。服装を見るに多分日本人だろう。年齢は二十代前半、もしくは三十前後、身長170cm、体格は普通で特に特徴らしい特徴は見当たらない。どこにでもいる平凡な人間、それが第一印象だ。さて、ここで俺のことについて少し語ろうと思う。俺の名前は相沢 明、年齢はまだ二十二歳。大学三年生で卒業を控えている。今は一人暮らしで実家は茨城にあるが、ほとんど帰っていない。大学は工学部の機械科で電気電子工学科を専攻しており、将来は電気屋に勤めたいと考えていた。趣味は漫画と小説を読むことと、アニメを見ること。あとゲームも少々。まあごく一般的なオタクと言っていいと思う。
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