この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不良の彼は 甘くて強引
第4章 目覚め

「どうかした?」

美佳ちゃん…


「ううん何でもないよ。…なんか変だったかな?」

「いや、なんかボーっとしてたから?元気ないんかなぁっとね!」

「ふふ、優しい。でも大丈夫!! ちょっと講義が眠たかったな~なんてっ」

大げさに欠伸の真似をしてみせる柚子。


「そういえばさ、さっき教授がレポートがどうのこうの…」




そのまま談笑する柚子と美佳。




そこへもう一つの影が加わった。



「あ、奈々」

「どうしたの?」

「先輩がね、柚子ちゃんを呼んどったけん」


わたしを?


「……先輩って?」


「市ノ瀬先輩、知り合いでしょ?」



──…知らない


いくら人の名前覚えるの苦手だからって、ピンともこないなんてありえるかしら。



「その人どこにいるの?」

「うーんと……ついて来てもらったんじゃけど…」



講義終わりの教室は、人の出入りが激しい。






「……!! あ、いたいた、あの先輩だよ柚子ちゃん! ……?……柚子ちゃん?」







凍りつく柚子




確かに、友人の指差す方には知り合いがいた…。



出入り口の壁に背を預けて立っている。





その顔に



悪魔の微笑みを浮かべて──。





/694ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ