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ベストカップル
第1章 告白とファーストキス
高校二年生の秋…空は部活を引退した…後を後輩達に託し自らは余りしなかった勉強をすることに集中しなきゃ行けない…

とは言え進学したい大学が都内にありそこに行く為に努力はしていたが運動の方が得意で好きだった事もあり部活で疲れて帰宅した後机に向かって勉強する力は残っていない…

そうなると必然的に授業を真剣に受け理解しなければならないが今のところ英数は得意な方だった事もありそう成績を落とす事なく三年になった…学年のトップ50を下回ることも無かった…

それでも受験勉強をするのには今の成績では五分だと担任から言われている。

冬休みは学友達と適度に遊び今までしなかった事を満喫した…

そして三年になる春休みを前に空は学友と共にグランド横を笑談しながら校門に向かって歩いてグランドを見れば後輩達が部活をやっている…

空「ああ…いいなぁ…アイツら…俺も走りてぇ…」

陸「あはは…お前それ…昨日も言ってだぞ?」

海斗「だなぁ…で?…どうする?今日…カラオケでも行く?」

そう海斗が聞くと…

陸「ああ…悪い…今日は駄目なんだ…ちょっと用事あってさ…」

海斗「ふうん…空は?」

空「ん〜…用事はねぇけど…今日はパス…」

海斗「チッ…2人共付き合い悪りいな…仕方ない…お前ら明日な…」

そう言って校門前で2人に手を上げ駅とは逆方向に歩いて行った…

2人も手を上げ別れ2人で駅に向かう…

空「お前用事ってなんだよ?」

空は陸が言っていた用事が何か気になって聞いた…

陸「…ヒミツ…じゃ…ちょっと急ぐから…」

そう言って携帯を見て駅に走って行く…

??…空はポツンと1人駅に走って行く陸に生返事をして見送り自身は走る事なくゆっくり駅に向い駅構内に入って見回したが既に陸の姿はなかった…そのまま自宅に帰って…

空「ただいま〜母さん…何か食うもんある〜?」

母「ああ…空…今日は早かったのね…そこにお昼に作った残りがあるけど…すぐ夕飯よ…」

玄関からリビングに入って座っている母がキッチンのテーブルにの上を指してそう言うのを背に聞いてテーブルを見るとハムサンドが数切れ皿にラップをして置いてあり…

空「うん…分かってるって…これ貰って行くよ…」
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