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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第9章 【Chapter9/4人のシェア彼女】





ねぇ、いっくんの方がボロ出てない?
しっかりしてよ、お友達に言われてばかりじゃなくていつもみたいにリードして欲しいな。
彼女さんの目がちょっと疑い始めてるような。
大袈裟にラブラブ感を出しても裏目に出るな。




半年そこらだから彼氏さんも格好つけてる気がするし、まだ一番盛り上がってる頃なのだろう、ダブルデートとか提案するくらいなんだから。




「いや、でもコイツさ、仕事では顔のお陰で結構得してるよ?実力でしか張り合えない俺らとしては羨ましい限りよ、俺なんか陰でコイツの2倍も3倍も努力してんのにさ、あっさり得意先に気に入られちゃうし良いとこ取りだよ〜」




もうそろそろ食事も終わる頃だけどまだその口は減りそうにもなかったので。
新しいフォークで季節の野菜を刺してそのまま口の中に入れて黙らせた。




「言っときますけど私の方がいっくんの事好きですよ?良いところも悪いところも全部あげたらキリがないくらい、そんなに言いたいなら私と勝負しますか?負ける気しないですけど」




「あ………いや、すみません」




「ごめんなさい、空気悪くして……付き合えて嬉しいのは私の方なので、その……悪口言わないでください、いっくんは誰よりも誠実な人です」




自分でもびっくりするくらい怒ってて後先考えずにヤってしまった。
頭を撫でられ誰よりも真っ赤になってるいっくんは「もう充分だから」と照れている。




きっとこんな顔も会社では見せた事がないのだろう。
とりあえず場は収まって一緒にテーマパークへ行くという定番なダブルデートだった。
その前の女子トイレにて。




「彼氏さんにあんな事してごめんなさい」と彼女さんに謝ると笑われた。
「良いの良いの、寧ろハッキリ言えちゃう紘子ちゃんが羨ましい」とまで言われてしまった。




「本当、好きなんだね、藤原くんの事」




ちょっと心がチクンとするけど好きなのは合ってるよね。
後でいっくんにも「ありがとう」ってお礼を言われた。
「今すぐシたい」とも言われて頰を抓ると痛いのに嬉しそう。




アトラクションを適当に回って途中から何となく別行動化していた。
手を繋いで本当にはしゃいじゃってた私に優しく笑ういっくん。
だって今日は彼女なんでしょ?
見られてないとこだって私は楽しいから全力でデートしちゃうよ?

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