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契約的束縛・過ぎ来し方(すぎこしかた)のメモリー
第3章 メモリー仁科

一度離した指を再びオ〇ンコに戻し次はつつましく存在するクリトリスへターゲットを絞り皮の上から円を描くように、そして快感が過ぎない程度の刺激にとどめ暫く様子見。

「あっ んんっ!」
「どうですこれが快楽ですよ、クセになりそうな感覚ではありませんか?」
「あぁぁ!」

なにも知らなくても躰は快感に反応する否応なしに。少女を見るからにして今はたゆたう程度、多分一番気持ちいい頃でしょう……今はですが。強烈なエクスタシーを知れば少女は性はと目覚め始める、そうなればただの女性と同じこと。
地下clubに売られてしまったのだから純真でいられるのはほんの僅かだけ、その少ない時間を私が頂くのは悪い気はしない。元々甘い言葉で女性を誘惑し陥落させる、これが私の好みでありずっと続けて来た私なりの立ち回り。今更変わるわけもなく調教師としてもなんと言いましたか……執事的プレイとか言われ、客もひと時の夢を見る女性が多い。それがライランが私を裏に回している理由、客層が違い過ぎるそう言われてしまった。

「んんっ、それぇぇ!」
「…………っ!」

(考えも過ぎればです、か……)

少々気が逸れているうちに少々は喘ぎ乱れヴァギナから快楽の汁を滴り流す、純真だからこそこの行為が綺麗に見えるのだろう……私の目には。

「覚えましたか気持ちいいということを、これが快楽……まだ序盤ですがね」
「気持ちいいもっと……あなたがずっとこうしてくれればいいのに」
「……。私ではダメなんですよ、調教師としては中途半端なので」

そう、過去の冷酷さすらも封じた私ではなにかが足りない、優しいだけの調教師、周りにもそう呼ばれているのは知っている。だからと封じたものを開く気は……無い、私は今の私を好む普通の人間としている私を、多少知識が多い程度で他と変わりない私に愛着を持つ。
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