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契約的束縛・過ぎ来し方(すぎこしかた)のメモリー
第4章 メモリー本郷

「その時の傷がこれ、勝手な理由なき暴力の痕。だからこそ俺は守る力が欲しい、暴力に頼らず人を守ること、それが防衛大から出た俺が思った全て」
「……酷いな、しかも国民の手本になるであろう防衛大での出来事とは……。その理由でここに来たのか。だが護身術を習いなにを守る? この世の中守ることは少ないと思うが?」
「私的ボディーガード、俺でもなれそうだと思う」
「なるほど確かに守るだな、分かった来週から護身術の方を始めよう。ただ言っておくぞ護身術は柔道とは異なる、立ち回り力の入れ方その他始めからやり直しだ」
「はい、覚悟は出来ています」

この話の後から十河は俺に護身術を教えてくれるようになり俺は慣れない躰の動きに一苦労。同じ体術でも力の入れ方が違う受け身は知っていても受け流しは分からない、よく柔よく剛を制すと言うが護身術はまさにそれ、向かって来た者へツボを付いた押さえ方、相手の力を利用した反撃方法、傷付けるのではなく力を受け流し抑制するのは俺が目指していたものに一番近い、やはりここを選んでよかったと思う。
十河さんもワンツーマンで俺に教えてくれ、一年経たずに俺は護身術の殆どを覚えてしまっていた。そんな十河さんには『基礎はあったからな』と笑われたが実のなる一年だったこれだけは言える。
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