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契約的束縛・過ぎ来し方(すぎこしかた)のメモリー
第4章 メモリー本郷

「先ずはお酒?」
「仕事中だ酒は要らん」
「そう、じゃあ……躰よね」

女が俺にくっ付くんだが香る香水の匂いに少々顔をしかめてしまう、はっきり言って香水の類は苦手なんだ俺は。ボディーガードを初めてから気づいたことの一つで華やかな匂いというのか? こういうのが苦手なこと、そして話し方も変わったと思う。敬語が当たり前の世界から出て元々話上手ではない俺はボディーガードに合う口調と考え一苦労、散々悩んで出来たのが今のぶっきらぼうで口数少ない話し方だった。

匂いをなんとか我慢し俺は少々乱雑に女をベッドへと押し倒す、商売なんだこの方がいいんだろ?

「あん、いきなり……」
「その気なのによく言う」

見せびらかすように開いている胸の谷間から手を入れ乳房を鷲掴みにし揉みしだく、乱暴にしても女は喜び顔なんだ普段からこういう扱いを受けているとそう見る。
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