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蒼い恋
第1章 初恋
君が泣いてたあの日
本当は隣にいたかった
俺がいるよと言いたかった

時間が過ぎても
後悔だけが立ち尽くす

そうなんだ 俺は何時だって 
君の事では後悔ばかり

あいつはね
君を見てはいなかったんだよ

それを知ってしまったあの日
君になにも言えずに
下を向いてしまった

君はなにも知らずに
あいつに笑いかけていた

ふざけるな

あいつの狡さで
君を傷つけるなんて
許せないけど

巧い言葉なんて
いつもポケットに入っている
わけないじゃない

言葉を探せずしゃがみ込む心

情けないよ

あの日君とあいつが
渡り廊下で話しをていた

どうしたの? 
泣いているの?

遠くからでも
悲しみが伝わるよ

立ち尽くす君
もういいから

泣きじゃくる君
もう我慢なんてするなよ

泣くだけ泣いて
歩き出して欲しい

少しだけ顔上げて前を見て
ほらお調子者の俺が見えるだろう?

おいでよ
おいでよ

今はただ笑いにおいでよ

巧い言葉なんて
いつもポケットなんかに
入っているわけないけど

それでも
何かを言わずにいられない

思いを伝える言葉
いつも胸の奥で叫んでいるのに

素直に言えない
バカみたいだよ


ただ知って欲しかった  
君への想い

冗談ばかり言ってと
笑われても
君に届けたかった 
ささやかな笑顔を

今は無理でも
今は無理でも

あの日みたいに後悔したくないから

君に笑顔をあげたくて
俺は君の隣に行くよ

今から行くよ
笑顔を届けに

そう
まずはそこから始めるから

大切な君 
初恋なんだ…
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