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私の家庭教師はAV男優
第7章 ⑦
「いや、聞こえなくていい。こっちの話だから」

高田はヒヒッと笑い、トンっと机にグレープ味の炭酸ジュースが入ったペットボトルを置いた。

そして、生徒の情報が記載された紙をカバンから出して

「井端りのさん。高校一年生だね」

「だよ」

りのは肩肘をついたまま姿勢を変えずにいた。

「りのちゃんって呼んでいい?」

「ダメ」

ジト目で秋葉を見つめた。

「ダメなの?でも、そう呼んだ方がすぐに打ち解けられそうだけど」

りのは腕組みをして

「じゃあ、私はあんたのことをあんたって呼ぶね」
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