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咎女(とがめ)
第12章 幸恵
「そうすりゃ、お前は名実ともに堂々と息子の母親になれる…」
男は幸恵にスリ寄り、手を握る。
「病院なら色んな薬があるんだろ?お前が病院長を殺(や)って俺と再婚すりゃ、血の繋がった家族が完成するってわけだ」
「!?」
幸恵は恐ろしくなって男の手を振り払おうとしたが逆に引き寄せられ、肋骨が浮き出るほど薄くなった胸に抱かれた。
「息子の実の父親だと名乗って金をせびってやろうと思ってたんだが、そんなみみっちぃことは止めだ。
あの病院、俺達で乗っ取っちまおうぜ」
男は幸恵にスリ寄り、手を握る。
「病院なら色んな薬があるんだろ?お前が病院長を殺(や)って俺と再婚すりゃ、血の繋がった家族が完成するってわけだ」
「!?」
幸恵は恐ろしくなって男の手を振り払おうとしたが逆に引き寄せられ、肋骨が浮き出るほど薄くなった胸に抱かれた。
「息子の実の父親だと名乗って金をせびってやろうと思ってたんだが、そんなみみっちぃことは止めだ。
あの病院、俺達で乗っ取っちまおうぜ」