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芦屋洋館秘話 ハウスメイドの献身ご奉仕
第2章  ハウスメイド 涼子
              第2章 ハウスメイド 涼子

 夏の青山家洋館の早朝は、蝉の声が盛大に響き渡る。涼子は、一晩中、何度も浅い眠りから覚めては、その度に、昨夜陽一から聞かされた優しい心情を思い出し、目を潤ませた。そのせいか気だるい朝の目覚めだったが、穏やかな寝息をたてる陽一の横顔を見つめながら、・・・出張帰りのお疲れもあるでしょうから、カーテンは開けないでこのまま自然のお目覚めを待ちましょう、・・・昨夜は最後に 「手をつないで寝よう。」 と言って下さったのだから、こうやってご主人様の手を私の手で包み込んだまま、お目覚めを待ちましょう、などと思いを巡らし、幸福感にひたっていた。

 涼子が再びまどろみかけたその時、両手が強く握り返され、陽一が薄く目をあけて微笑みかけた。

「僕が目覚めるのを待ちながら、こうやって手を握ってくれていたんだね。いつもながら気遣いを有り難う。涼子さんの添い寝のおかげで、ぐっすり眠れて疲れもとれたよ。」

「それは良うございました。私も、昨夜ご主人様から有り難いお話をたくさんいただき、幸せな気分で目覚めました。今朝は、ご朝食やご入浴はいかがされますか。会社の秘書さんからは、ご出張帰りなので午後からしか予定を入れてないと伺っていますが。」

 陽一は握った手に力を入れ、涼子を引き寄せて目を見つめた。 「昨日の夜は、有香さんも仕度してくれてたそうだし、シャワーの時にあなたの誘いの仕草にも気付いてはいたんだけど、やはりあなたに大事な話をしたいということがずっと頭にあってね。でも、あなたの素直な気持ちを聞くことができて、今朝は頭の中も体もすっきりしている。このまま抱きたいんだ。」
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