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彼と私の秘密
第3章 秘密の行為
 振動が変わらなくなり、動かしてはだめだと分かっているのに、つい腰をくねらし快感をむさぼろうとしてしまう。
「イキたいの?」
 後ろから抱きしめられ、耳元で囁かれる。腰に彼のものが当たり硬くなっているのが分かった。
 私はただ首を縦に振ることしかできない。
「このままイっていいよ?」
 その言葉に今度は首を横に振った。
「押さえつけなきゃ、イケない……」
「そう、もっと強い刺激じゃないとイケないの?」
 彼が耳元で囁き、息が耳や首筋に当たるたびに体がびくびくと震えてしまう。
 首を縦に激しく振れば、車に戻ろっかと囁いて横に並んで腰を手で支えてくれた。
 彼に体を預けながら、時折変わる振動に体を震わせつつ、車に戻った。

 お昼時だからか、車は数台あるものの、出入りはなさそうだった。
 車の後部座席に乗り込むと、バイブローターを入れた時のように、彼に後ろから抱きしめられる形で座った。
 木の壁に背を向け入り口の方を向くことが恥ずかしくて、
「前を向くか、反対側を向かない?」
 と、いうと、
「こっち向いてないと人がきたとき分からないでしょ?」
 と、いわれてしまった。
 彼は胸の上までシャツをたくし上げて片手で乳首を触り、片手を足の間に入れた。
 明るい世界を見ながら、彼がくれる快感に私は飲み込まれていく。
「こうやってぐりぐりされると気持ちいいの?」
 パンティの上から振動し続けているバイブローターを彼はぐいぐい押して、クリに強い刺激が繰り返される。
 その快感に、車の中なのも人がいつ現れてもおかしくない状態なのも忘れて、私の腰は絶頂を求めて激しく動いてしまう。
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