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調教物語~ある男の性癖~
第6章 女の嫉妬

翌日…

「おはよう」

ロッカー室の前で加菜恵と鉢合わせになったので
咲希はいつも通りに笑顔で挨拶をした。

「おはよう…」

目も合わさずに
あらぬ方向に目をやったまま
加菜恵はぶっきらぼうに返事をした。

どうしたのだろう?
いつもは底抜けに明るい彼女が
鈍よりとしたオーラを身に纏っていた。

『もしかしてアノ日なのかしら?』

てっきり加菜恵の不機嫌さは
生理痛によるものなのではないかと
咲希は勝手に想像した。

咲希自身は毎月、生理が軽い方なので
そのしんどさたるものは経験したことがないが
あまりにも生理痛がひどい女性は
有給休暇を取得するほどに
キツイものがあることは知っていた。

「大丈夫?元気なさそうだけれど…」

咲希は心配してそのように声をかけたが

「大丈夫やから、ほっといてんか」と
今まで聞いたことのない関西弁で
加菜恵は敵視の眼差しを咲希にぶつけてきた。

「伊東さんって、関西出身だったのね」

咲希は、ロッカーでワンピースを脱ぎ、
制服に着替えながら、
放っておいてと捨て台詞を吐かれたにも関わらず
なおも会話を続けようとした。

「昨夜、ちょっと同郷の幼馴染みとおうてたから…
うち、これからは自分自身をさらけ出していこうと決めてん」

早口で捲し立てる加菜恵に
「そうなんだ…」と返答して
それ以後の会話が続かなくなった。




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