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調教物語~ある男の性癖~
第8章 二日目の調教

「ん~…
よく喰ったし、よく呑んだなあ」

同僚の寺嶋は顔をポストのように真っ赤に染めて
上機嫌でフラフラしている。

「さあ、今夜はこの辺で
お開きにしようじゃないか」

大きな案件がまとまったことで
武郎は同僚の寺嶋と祝杯を上げていた。

「よしっ!もう一軒行こう!
今度はピンサロに行って
可愛い子ちゃんの尻を触って乳を揉もう!」

「もうよせ
明日も仕事があるんだから
帰って体を休めるのも大事だぞ」

「なに?!体を休めるだぁ?
そんな軟弱な事で出世街道は進めんぞ!」

そう言いながら気分が悪くなったのか
寺嶋はトイレへと向かった。

『やれやれ…仕方のない奴だ
付き合ってられるか』

武郎は伝票を手に取ると
寺嶋が席を外しているうちに
会計を済ませて店を出た。

『ピンサロだって?
あんなところのどこがいいって言うんだ』

武郎の足は
知らず知らずのうちに
加菜恵が働いているSMクラプへと向かっていた。

受付けで「今夜、エミリーは空いているかい?」と尋ねると
受け付けの男も昨夜訪れた武郎の事を覚えていて
「勿論ですとも!
社長に虐めてもらいたくて
ウズウズしているはずですよ」と
内線でエミリーこと加菜恵を呼び出した。

5番ルームです
どうぞお楽しみ下さいと
受け付けの男は武郎に札(ふだ)を手渡した。

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