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レスさんとシンママちゃん【完結】
第15章 出張編 イツキと遊ぼう!
母子家庭のイツキはなかなかスーパー銭湯に来れないんじゃないかなと思ってたら、前にココじゃない所に行ったことか有ると教えてくれた
当然イツキも女風呂に入るだろうから、もしかしたら男風呂に入るのは初めてなんじゃないだろうか?
靴箱のキーをフロントに渡して料金を支払う
男性ののれんをくぐる
金曜の夜ともあって人は多かった
背の低いイツキの目線はオジサンたちの股間やお尻と同じ高さにあり、何度も笑っていた
なんで笑うのかなぁ?
脱衣所のロッカーはふたつ横並びで空いてる場所のを見つけ出す
フロントで借りたタオルを持ってレッツゴー!
おい、掛け湯しろよ
走るな!
ジェットバスで遊ぶな、
とはしゃぐイツキをいましめる
いろんな風呂、外の風呂、滝に打たれたり、いろいろ楽しめたが、サウナはイツキには早かった
入ってすぐに出てきた
風呂から出て、紙パックの野菜ジュースを買う
ボクは微糖の缶コーヒー
「楽しかったか?」と訊くと
「うん!またママと来ようね!」と言われた
いやいや、来てもいいけどきっとボクひとりぼっちにされるよね?どうせイツキはママと入るでしょ
知らない街で路面電車に乗るのは緊張する
乗り方降り方のシステムはわかんないし、
どこの停留所で降りるのかもわかんない
賢いイツキのおかげで降りる駅はわかった
家に帰るとイツキはスグに寝てしまった
よし!イツキが寝てしまったので今のうちに家電量販店に行こう!
と思ったんだけど、こないだ3人で行ったブック・オフの大型店舗を思い出した
あそこならCDラジカセだけでなく中古のCDも有るだろう
ボクはイツキに何かをあげたくて、
今の欲しいものじゃなく、将来イツキが色んな音楽に触れられるように、イツキの未来を与えたかった

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