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第5章 シンママ、オイルマッサージ

９月に入った週末


まだまだ暑い


週末は基本的に売上規模が大きな店にまわります



販売応援だったり、


売れ筋の現場チェック、


欠品状況など

パソコンの数値データでは見えてこない部分を確認していきます




大型店舗の場合、スタッフさんの人数も多く入れてくれているので、

忙しいといってもじっくり見ていくことが出来ます



また、売上規模が小さな店の不動向な在庫残を引き取ってもらう宿命もあるので、

出来るだけ互いに負担にならないよう品群を確認していきます



９月も入れば夏物消化も終わりつつあるものですが、


大型店舗には申し訳ないけどギリギリまで他店の在庫を引き取ってもらうよう交渉していきます



ちょうどアキさんハルナちゃんが働いている小型店舗の在庫残が抜けそうです


週があけたら商品移動の依頼をかけましょう



あと数週間もすれば秋物、そして冬物の入荷が始まります



週末はそのまま閉店まで残っているつもりだったのですが、移動指示を早めたほうが良さそうです



夕方には大型店舗を出て、アキさんたちの店へ向かいます

高速道路を使っても閉店時間ギリギリでしょう


それでも電話で指示するより、直接売り場を見ながら指示したほうが良いときもあります



あとは……




あわよくばアキさんと先日の続きをしてもらいたいという下心もあったりします



あれから何度か顔を合わしてますが、ふたりきりになることはなかったので…



あらぬ期待を胸に車を走らせました